Catch Me If You Can-キャッチミーイフユーキャン-

こんにちわ。
今日は、私の一番好きな映画「Catch Me If You Can-キャッチミーイフユーキャン-」
について書きたいと思います。ネタバレあり!

〜あらすじ〜
高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙された。これに味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返し巨額の資金を手に入れるのだった。一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官カール・ハンラティは、徐々に犯人に迫っていくのだったが…。  (yahoo映画より引用)

実話を元にしているという点で、もう興味をそそられますよね。ネッ!
そして、レオナルド・ディカプリオが出る映画は間違いなく面白い!という私の絶対論はこの作品から始まりました。w

当時、フランクは高校生。

フランクの父親は、ロータリークラブで永久会員の表彰を受けるような自慢のお父さんだった。

父のありがた〜いお言葉
(この映画のサブテーマだと私は思う)

クリームの入ったバケツに2匹のネズミが落ちた。1匹はすぐ諦め、溺れ死んだ。
しかし、2匹目は諦めずもがき続けているうちにクリームバターになり外に這いだしました。
私は2匹目のネズミです。

そんな父が、
脱税の容疑で自営している会社の雲行きが怪しくなる。
その際、銀行からの援助を頼むためにフランクを利用する。
巧みな話術でスーツ屋からフランクのためにスーツをレンタルして、銀行の前に一緒に車で行き、なんとフランクを運転手に見せかける。
ですが、努力の甲斐虚しく銀行からの援助が受けられなくなり、自営していた会社が潰れた。

この時の手法を真似てフランクは嘘を覚えていく。

父の会社が潰れた影響で住む場所も変わり、
転校することになったフランク。転校初日に同級生にからかわれたことにムカつき、まさかのフランス語の先生になりすますという偉業を成し遂げる。
高校生で嘘をあんなにも上手に、そして動揺もせずにやってのけるってかなりすごいですよね。しかも何日も。
普通の会話で話を大げさに盛ったりするレベルじゃないですよ。
挙げ句の果てには、PTAを集めて社会科見学の予定まで立てたって、びっくり通り越してもう尊敬。
私が高校の時は学校サボるのがやっとでしたよ。

そんな中、フランクの誕生日の日に父がフランクの銀行口座を開設してプレゼントに専用の小切手を渡す。

そしてある日、母親の浮気現場に遭遇して、その後両親の離婚。まさかの事実を受け入れられない息子。
悲しくてその場にいられないくなり、気が動転したフランク。そのまま家を飛び出してしまう。

ここからが、〜映画になるほどの偉業を成し遂げた小切手詐欺師フランクの始まり〜

突然家から飛び出てきたもんだし、お金もない。唯一あったのが父からもらった小切手だった。でもそれは使えない不渡りの小切手。

そうとは知らず、
泊まったホテルの支払いに使ったら、使えないことが分かり追い出されてしまう。

途方に暮れて、小切手を眺めている時に小切手詐欺を思いつく。

頭がいいだけではなく1つのものに対しての観点が人と観点が違い、
大人でも気付くことができないことに気づける。

銀行で偽装した小切手を換金しようしていた時に、たまたま居合わせていたパイロットがいた。
フランクとは待遇が全く違う。

そのパイロットは小切手で支給された給料を換金に来ていた。

そこに目をつけた。

そのパイロットはパン航空の制服を着ていた。フランクは高校の学校新聞の記者に扮して会社に取材へ行く。
そこでパイロットになりすために必要な情報を聞き出す。

でもここが肝心。全ては小切手で支給されるシステムのパイロットの給料。

飛行機の運転はせずに、パイロットとして会社に勤務しているようになりすますために。
その結果、200万マイル以上をタダで飛んだ。
そして、いく先々の国で偽装した小切手を使いまくる。だから足がつきにくかった。

頭がいいから下準備のやり方もスマートで、高校生だから大胆。怖いものがないからできるんだろうな。大概、ビビって辞めるし、
その前に怪しまれて失敗してしまう。

そんなこんなで、フランクの世紀の小切手詐欺が始まっていく。

昔のお話だからアナログで小切手に印刷されていた手法を全て見て学び、作成していく。
必要な情報を聞き出すのがうまい。父譲りで言葉を巧みに操っていく。

おもちゃのパン航空の飛行機をお風呂につけてロゴのシール部分をふやかして綺麗にとったり、
オークションで、小切手に印刷される際に使用される印刷機を買ったり、

その手口が大胆で、本当見ていると面白い。

その後は、医者に化けて、弁護士に化けて、病院で働いていた時の看護婦と婚約し結婚式まで挙げた。

その式の当日に、フランクを今までずっと追いかけては寸前で逃げられてきた捜査官ハンラティが来る。
このハンラティがまた面白い。

ずっと追いかけられ、追いかけて、次第にこの二人の関係がルパンと銭形みたいな絆に変わっていく。

最後はものすごーい規模がでかくなり小切手詐欺用の工場を作っていた。

ついに、そこで足がつきハンラティに捕まる。
大人しくは捕まらないフランクは逃亡を図る。
そして、母親に会いにく。でもそこには悲しい事実が待っていた。。

母親は再婚して、知らない間に妹ができていた。
それを窓越しに見た。話すことはなく、その後、大人しく捕まることを選ぶ。

不思議な絆で繋がっていたフランクとハンラティ。

なんと前例を見ないこのような世紀の小切手詐欺をやってのけたフランクは、ハンラティのおかげで刑務所ではなく、小切手詐欺の捜査協力をするのを条件に刑期終了まで働くことになる。

大物小切手詐欺師は、あまりにも常識破りで天才的。ここまでいくと物語の終わりまで型破りですね。

それだではないこの映画。

家族の愛に恵まれず、悲しく寂しい思いを抱えた高校生。
フランクは、ただ寂しくて辛かった。

天才詐欺師と言われたフランクと、彼を追うFBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)の姿を描いたこの作品。

その中身は、ただの詐欺だけの物語だけではなく
人間味豊かに描かれている。

是非とも、何も考えたくない時やぼーっとした時にふと見て欲しい。

なお、この話のモデルになった本物の
アバグネイルは21歳で逮捕され刑に服した後、その才能を生かして詐欺防止を中心とした金融コンサルタント会社を設立。世界中に多くの顧客を抱え大成功している。この映画では彼を逮捕したフランス警察の1人としてカメオ出演も果たした。ブロードウェイでミュージカル化も行われた。

私は何と言ってもオープニングの映像と音楽がとっても好きです。
1960年代の物語ということでレトロに仕上げている演出がすごく好きです。

やっぱりディカプリオはいいね!!うむ!